愛犬のトリミングは頻度はどのくらい?そもそもトリミングって必要なの?

 

ワクチン接種が終わり、サロンデビューやサロンを利用しているワンちゃんの飼い主さんは、トリミングの重要性や注意点をどの様に考えているのでしょうか。
今回はトリミングの効果と頻度や必要性、注意点について確認をしておきましょう。

犬のトリミングとは

「トリミングとはワンちゃんの全身をカットして整えること」を言いますが、当店ではシャンプーブローの他に下記の6点が含まれているものを全身カットを呼んでいます。

  • 爪切り
  • 耳掃除
  • 肛門腺絞り
  • 肛門周りの毛のカット
  • 足裏の毛カット
  • 足先回りの毛の整え

サロンへ行く前に

ワクチン接種を終えて愛犬をいきなりサロンへ連れて行くと、ワンちゃんはびっくりするだけでなく嫌なことがトラウマになる可能性があります。
そうするとワンちゃんがサロンを嫌がる場合があるのでサロンに行く前に下記内容などを行い少しずつ慣らす準備を行うと良いです。 

  • ブラッシング
  • ブロー
  • 足先タッチ

トリミングサロンに慣れる

ブラッシングなどサロンへ連れて行く前の準備ができたら、ついにサロンデビューです。
お家でのお手入れが十分な犬種やワンちゃんだとしていても、トリミングサロンに慣れることも重要です。

サロンに慣れていないワンちゃんは、お手入れ中に泣き続ける子やテーブルから逃げようとする子、また威嚇し、噛みつくなどすることがあります。は
サロンによっては断られるケースもあるようですので、ワンちゃんにはお手入れや健康チェックの他にも、サロンそのものに慣れる為にも定期的な訪問が必要でしょう。

トリミングの効果は?

全身の延びた毛を美しく整えることは、飼い主さんにとって大切であることは間違いないことですが、実はワンちゃんにとっても必要なことなのです。
被毛の汚れを落とすことでノミやダニの予防・駆除や皮膚病のチェックもしてもらえることがあります。
それだけでなく、飼い主さんが気づかなかった異変に気付き、問題を未然に防ぐことにもつながることがあります。

また、皮膚の保湿や感染、臭いに良い効果があり、マッサージにより血液循環にも良い効果があるのでトリミングの必要があることは知っておきましょう。

獣医師目線でみるシャンプー効果と注意点

皮膚の汚れは皮膚の新陳代謝を妨げ、皮膚の表面を覆っている皮脂膜に汚れが付くことで皮膚感染を起こすようなこともあります。シャンプーによって余分な皮脂を浮かせ皮膚感染を起こすような菌やカビから防ぐためにも定期的なお手入れが必要でしょう。

シャンプーの注意点

皮脂を浮かせる成分には界面活性剤とクレンジング剤があります。いずれも皮脂を効果的に浮かせる効果がありますが、種類や頻繁な頻度によっては必要な皮脂まで落としてしまい、皮膚に悪影響が出ることもあるので、シャンプーのしすぎには注意が必要です。また、犬の皮膚の厚さは人間の1/3程度と言われており、力を入れて洗うことで皮膚を傷つける恐れもあるので優しく洗うことも大切です。

入浴の効果

入浴は皮膚全体のケアーを簡単に行うことができ、シャンプー前のすすぎとしても利用できます。

当店では免疫、被毛洗浄、皮膚の保湿、臭いに効果がある【炭酸泉入浴】をおすすめしております。その他にも下記などをご用意しております。

  • 【ホイップパック】:被毛に潤いとツヤを与えるトリートメント効果がある
  • 【ハーブパック】:毛穴までスッキリさせて被毛を美しくする
  • 【泥パック】:防臭、殺菌、保湿に効果があり、被毛をサラサラにする

トリミングの頻度は

トリミングサロンへ行かずとも愛犬の延びすぎた被毛を飼い主さんがカットしたり、ブラッシングで毛玉をとることは可能ですが、プロトリマーによるワンちゃんの体のケアーと言う意味では、定期的にサロンへ行くことをお勧めしました。

また、当店では、全身カットのトリミングだけではなく、入浴や爪切りなどのお手入れのご利用だけでもケアーに良いと思います。

季節にも注意しましょう。

冬場は毛玉になりやすですし、お洋服を着ている場合には毛を短くする場合もあると思います。また、先ほど述べた通り慣らすという意味でもトリミングサロンへ行く間隔を長くしすぎないことにも注意が必要です。
夏場はノミや雑菌が繁殖しやすいので、やはり、訪問期間を短くしたり、毛も短めにしておくことをお勧めします。

犬種別サロンの頻度

長毛種:1ヶ月~2ヶ月の間

  • ポメラニアン
  • ヨークシャテリア
  • プードル
  • シーズー
  • マルチーズ   など

短毛種:2ヶ月半~3ヶ月の間

  • パグ
  • フレブル
  • ミニチアピンシャー   など

皮膚病に掛かりやすい犬種:2ヶ月~3ヶ月の間

  • 柴犬 
  • ミニチアダックス

その他

また、トイプードルやビションフリーゼのような毛玉になりやすい犬種は1月に2回ご来店のワンちゃんも居ますが、シャンプーのみ、爪切り、歯みがき、肛門腺絞りなど部分的なケアーでもご利用頂けます。

まとめ

ここまでご拝読いただきましてありがとうございます。
今回はトリミングの頻度と必要性に関して記事を執筆いたしました。
トリミングの必要性や、注意点などがわかっていただけたのではないかなと思います。
トリミングの費用は決して安い金額ではなく、当店のトイプードルのトリミング基本料金7,920円です。
しかし、愛犬には動物病院と共に、トリミングサロン訪問が必須になります。
そのため、安心して愛犬を任せられるトリミングサロンを見つけて被毛状態と健康維持に定期的訪問を行いましょう。

ペットHOTELあんずでもトリミングを行っておりますので、よろしければご確認いただけますと幸いです。