ワンちゃんのお手入れはしていいですか?
してあげてください。
ワンちゃんにとって日ごろのお手入れは重要なことです。
日々愛犬の汚れを落とし清潔を保つと健康観察で病気の早期発見やノミ、ダニの予防に役立ち、皮膚の新陳代謝を促しますし、絆もより強くなるでしょう。
自宅でのシャンプーはどのようにしますか?
自宅で愛犬をシャンプーしている飼い主さんは、少なからずおられます。
ワンちゃんの為でもあり大変ですが、楽しいですよね。
しかし、ここで注意することがあります。
それは人用のシャンプーを使うことです。
人と犬の皮膚には違いがあります。
その点を理解しましょう。
人と犬の皮膚の違いは?
皮膚の薄さ
ワンちゃんの皮膚は意外に薄いのです。
とかく愛犬の皮膚は強そうに思いがちですが、実は人の皮膚と比べて5分の1から3分の1程しかありません。
通常、人のシャンプーでは刺激が強すぎてしまいます。
PHが異なる
PH(ペーハー)とは、水素イオン濃度を示す数値で酸性、アルカリ性を示す値です。
人間の皮膚PHは4.0~6.0の弱酸性ですがワンちゃんは6.0~8.0で中性~アルカリ性。
PH7.0が中性なのでワンちゃんの皮膚PHは人と違うと言えます。
このことからも人のシャンプーでは刺激が強過ぎてしまいます。
人用のシャンプーは使えない?
人間のシャンプーは髪を洗うためにつくられており、洗い残し分が残っても問題ありませんが、ワンちゃんは全身毛で覆われており乾きにくく、人用のシャンプーが被毛に残留していると雑菌が発生して皮膚病になるなどの可能性もあり有害です。
リンスはどうなの?
これも基本的には犬用ですが、リンスはアルカリ性シャンプーによって、被毛が受けたダメージを中性に戻す役割もあるので、リンスのご使用はお勧めです。
また、切れ毛や静電気防止効果もあり、美しく見え、汚れにくくなり、毛玉の防止にもなります。
シャンプーで気を付けることは?
シャンプー前
洗う前もしっかりブラッシングをして、毛玉やもつれを取り除いてください。
ワンちゃんを洗う場合は爪を立てたり、ブラシで強くこすることなく、泡立ててやさしくマッサージをするように丁寧にしましょう。
シャンプー後
シャンプーなどしたあとのブローが重要です。
特にプードル系のワンちゃんは、濡れたままの被毛にしておくと毛玉が出来やすくなるので、しっかりブラッシングをしながら乾かしましょう。
また、全身が密集した毛は乾きが悪く、皮脂を濡れたままにしておくことは、ふけの原因にもなるので良くありません。
犬用のシャンプーってどのようなもの?
犬用のシャンプーも人用同様に弱酸性からアルカリ性のものがあります。
特に汚れがひどい場合はアルカリ性PH値が高いものを使うと洗浄力が強いので、肌に優しい弱酸性のものから被毛の状態に合わせて選びたいです。
被毛は弱酸性に保たれている場合がよりツヤが出るといわれています
薬用シャンプーはありますか?
犬用のシャンプーには普通のシャンプーの他に刺激が少ない低刺激のシャンプーがあります。
敏感肌のワンちゃんや肌にトラブルがあるワンちゃんに使う薬用シャンプーもあります。
その他、部分的に使うクレンジングシャンプーやノミとりシャンプーなどもあります。
リンスインシャンプーはどうなの?
犬用シャンプーにリンスが含まれているリンスインシャンプーがありますが、人用と同じく別々に使用した方が効果があるようです。
トリミングサロンについて?
シャンプーブローのみはOK
当店のお手入れはトリミングの他にシャンプーコースとシャンプーブローがあります。
特別にご利用シャンプーがあればご持参下さい。
コースは「シャンプーブロー」に加え、下記6点がセットになっています。
- 爪切り
- 耳掃除
- 肛門腺絞り
- 肛門周りカット
- 足裏カット
- 足先周りのカット
頻度は月に1度を目安にご来店下さい。
尚、5週間以内のご来店には割引もあります。
炭酸泉浴ってどんな効果があるの?
当店で行っている炭酸泉浴は錠剤をお湯に溶け込まして、温泉浴のようにリラックスしてもらえるものになっており、下記のような効能があると言われています
- 血行促進
- 毛穴までの汚れを除去
- 臭いに効果
- 免疫や皮脂に効果
まとめ
自宅では犬用のシャンプーとリンスを選び使って下さい。また、シャンプー前後のお手入れも重要であることを考えながら丁寧に仕上げましょう。
そして、サロンのカットやシャンプーブローとと組み合わせながら上手に暮らしていって下さい。